研究課題/領域番号 |
15K20794
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 福岡女学院看護大学 |
研究代表者 |
柴田 裕子 福岡女学院看護大学, 看護学部, 助教 (20437924)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 統合失調症 / 就労 / 教材開発 / 視線計測 / 就労支援 / 視聴覚教材 |
研究成果の概要 |
本研究における成果は、統合失調症患者の就労に向けたモチベーションの向上を目的とした教材を開発したことである。開発した教材は、今年度ウェブサイトより公開予定である。開発にあたって、就労移行支援施設の利用者、施設職員にインタビューを行い働こうと思ったきっかけや施設を利用して感じたメリット、施設を利用することで得られる支援について把握し内容に反映させた。またデイケアを利用している統合失調症患者に教材の視聴を依頼した。視聴時に視線計測を行い注視点を把握した。また、感想を聞き教材に修正を加えた。その結果、理解しやすく自身の体験と照らして共感できる内容であったという評価が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
障害者雇用が推進される中で働くことへの動機付けとなることを目的とし教材を作成した。本研究の成果は、就労を目指す統合失調症患者の声を反映させた教材(動画)を作成しことである。また、教材(動画)視聴時の統合失調症患者の眼球運動の特徴を踏まえ制作した。眼球運動は教材(動画)の修正前後で注視時間の割合が変化したシーンとしなかったシーンがあった。注視点が中央部分に集中し探索運動がみられず限定的であるという点で先行研究と相違はなかった。しかし、視覚情報だけでなく聴覚による情報をストーリーとして提供する内容であったため視聴した対象者からは分かりやすい内容であったとの評価が得られた。
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