研究課題/領域番号 |
15K20797
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 札幌市立大学 (2017-2018) 北海道大学 (2015-2016) |
研究代表者 |
本田 光 札幌市立大学, 看護学部, 准教授 (80581967)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 子育て支援 / 地域 / ソーシャルサポート / ソーシャルネットワーク / ソーシャルスキル / 尺度開発 / コミュニティ / ソーシャルコンピテンス |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、乳幼児をもつ母親が地域と良好な関係性を構築することを支援することに資する尺度を開発することである。研究は大きく4つの段階を経た。まず研究代表者が行った先行研究の成果をもとに42の項目群を作成した。次に予備的調査を実施した。作成した項目の重要性について保健師について尋ね、179人から回答を得た。その後、第1次調査として3歳までの子どもをもつ母親1182人に対して質問紙調査を行い、4因子17項目からなる尺度を開発した。第2次調査は、尺度の基準関連妥当性の検証を目的として、無作為抽出による母親997人を対象に実施した。以上のプロセスを経て、信頼性と妥当性が保証された尺度を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
子育て支援、またその目的の先にある虐待予防は我が国における喫緊の課題である。本尺度を用いた地域活動や集団としてのデータの積み重ねによって、現在の子育て支援体制を見直し、地域支援の新たな枠組みを提供しうる可能性がある。また、母親の地域とのつながりの概念は、いずれもポジティブな表現で構成されており、調査票に回答する母親にとっては、多くの人達に支えられながら子育てをしていることを実感できる内容になっている。子育てを通して、母親自身も地域を構成する一人として成長する過程に寄与する尺度として発展させたい。
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