研究課題/領域番号 |
15K20799
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 東北大学 (2017-2018) 東京大学 (2015-2016) |
研究代表者 |
津野 陽子 東北大学, 医学系研究科, 講師 (50584009)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | プレゼンティーイズム / 産業保健 / 労働生産性 / 健康経営 / 生産性 / アブセンティーイズム / 国際比較 |
研究成果の概要 |
健康と生産性の両方を維持・向上することが職域において求められている。生産性の指標であるプレゼンティーイズム(何らかの傷病や症状を抱えながら出勤し、業務遂行能力が低下している状態)をスケールにより測定し、日本におけるプレゼンティーイズム測定の妥当性を2組織の大規模データにより検証した。プレゼンティーイズムと健康課題、医療受診状況との関連性の分析からプレゼンティーイズムの影響の大きさを検討した。プレゼンティーイズムはアブセンティーイズム(病欠)と健康リスク項目と有意な関連がみられた。プレゼンティーイズムの測定は、産業保健からの具体的なアプローチを検討する上で有用であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
プレゼンティーイズムは、本来100%発揮できる生産性を疾病や障がいにより下がっている状態のため、本来の100%まで向上すること、もしくは生産性を維持することを目的とした職場環境づくりが望まれる。生産性の指標であるプレゼンティーイズムの大きさを把握すること、さらに、プレゼンティーイズムと身体データや生活習慣、医療受診状況等との関連性の検討により、プレゼンティーイズムの影響の大きさを把握することができる。それにより、医療受診者へのハイリスクアプローチだけでなく、ポピュレーションアプローチとして具体的な対象の設定や介入効果の測定につなげることができ、産業保健における実践的意義があると考える。
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