研究課題/領域番号 |
15K20812
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 神戸市看護大学 |
研究代表者 |
藤本 優子 神戸市看護大学, 看護学部, 助教 (10636616)
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研究協力者 |
小西 かおる
藤原 美輪
永田 かおり
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 孫育て / 子育て支援 / 母子保健 / 祖父母 / 支援プログラム / ニーズ / インストラクショナルデザイン |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、「孫育て支援プログラム」の在り方を検討するために、孫育てに関して母親と祖母が必要と認識する知識と技術の違いを明らかにすることである。孫育てに関する知識と技術に関する20項目を藤本が独自に作成し、母親と祖母を対象に質問紙調査を行った。 全ての年齢(1歳未満・1~3歳未満、3~4歳未満)において、祖母よりも母親のニーズが高かった項目は、食事とおやつ・水分補給・スキンケア・口の中のケア・排せつの世話・衣類や温度/湿度の調節・睡眠・癖や行動への対応・病気や症状への対処・事故が起こった時の処置だった。母親よりも祖母のニーズが高かった項目は、祖父母が利用できる子育て支援サービスだった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、保育所や育児サークル等の公的な支援とともに、祖父母等の身近な親族からの支援が重要な育児支援資源として注目されている。一方で、健康寿命の延伸による老年期の延長とアクティブエイジングの多様化、祖父母の育児時代の常識と現代の親の育児方法や手技、考え方の違いにより、孫育てを負担に感じる祖父母も存在する。本研究により明らかにされた親と祖父母が持つニーズに関する知見は、孫育て教室や支援ツール作成等の孫育てプログラムを検討する際の基礎的資料となるものである。今後、これらの知見を活用した支援が展開されることで、孫育てをとりまく両世代のストレスや不安の緩和、家庭の養育力の向上につながることが期待される。
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