研究課題
若手研究(B)
RIAS Study参加者における2011年ならびに2014年データを用い社会的孤立とその変化に影響を及ぼす要因を明らかにするため、岩手県陸前高田市で実施された18歳以上のRIAS Study参加者4877名のうち2011年と2014年の両調査に参加し社会的孤立の評価指標に回答した2998名を解析対象として実施した。2014年の社会的孤立と有意な関連が認められた要因は、独居、暮らし向きが苦しいこと、高血圧既往、心理的苦痛、低身体活動、不健康な食事、2011年時社会的孤立であった。心理的苦痛の軽減につながる活動や、身体活動、食事への支援や取組みが社会的孤立の予防因子になることが示唆された。
東日本大震災被災地においては、被災から時間が経過してもなお社会的孤立状態にあることが確認されている。社会的孤立とその変化に影響を及ぼす要因を明らかにすることにより、中長期の時期における被災地での具体的な対策の必要性が確認され、今後さらに地域における社会参加活動状況とその健康面への影響を確認し続けることで、被災地、非被災地における健康増進、健康づくり対策を構築する上で役立つと考える。
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すべて 雑誌論文 (17件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (51件) (うち招待講演 4件)
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