研究課題/領域番号 |
15K20930
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学
政治学
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研究機関 | 東北大学 (2016-2018) 東京大学 (2015) |
研究代表者 |
佐藤 智子 東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 准教授 (90632323)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 社会教育 / コミュニティ / 公民館 / 教育行政 / 生涯学習 / シティズンシップ |
研究成果の概要 |
本研究では、「都市」を対象として、コミュニティ・ガバナンス改革に伴う公民館再編の実態についての調査を行った。公民館は従前より各自治体において組織も運営も多様であったが、その多様な公民館の共通の法的基盤となってきた社会教育法の効力の限界が露見している。「条例公民館」と「集落公民館(自治公民館)」という両面の形態を持つ公民館の再編が各自治体で進められている中で、改めて公民館が目指す民主主義の理念に立ち返り、コニュニティ・ガバナンスにおける公民館の役割と課題を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
昨今、地方自治体が条例に基づいて設置する公立公民館の再編が進み、公民館とは何か(教育施設か自治組織か等)が改めて問題となっている。本研究では、公民館構想時の理念に立ち戻り、住民による自治的な公民館運営を通した学習環境デザインと、住民の主体的な学習を育む条件整備という社会教育行政の役割を機能させる制度設計を示す。本研究では、公立公民館の多様な再編動向に関する実態を調査し、それを社会構成主義的学習の理論的枠組で分析することによって、コミュニティに埋め込まれて生成される学習過程から「自治」を実現するシステムを明らかにすることができる。
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