研究課題/領域番号 |
15K20992
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高分子化学
高分子・繊維材料
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
石毛 亮平 東京工業大学, 物質理工学院, 助教 (20625264)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 高分子液晶 / ポリイミド / 配向膜 / リオトロピック液晶 / ポリアミド酸エステル / 全芳香族ポリイミド / せん断流動配向 / 広角X線回折 / 偏光赤外分光法 / 配向制御 |
研究成果の概要 |
非晶質を含まない均一かつ高配向の全芳香族ポリイミド(PI)の配向膜を簡便に調製することを目的として,室温下でリオトロピック液晶を発現するPI前駆体を指向し,新たに長鎖アルキル基を有しかつ持続長の大きいポリアミド酸エステル(PAE)を設計・合成した.このPAEの液晶溶液にせん断流動を印加後,加熱イミド化することで,均一な高配向PI膜を得ることに成功した.また,詳細な構造解析からPI分子鎖が加熱過程で液晶マトリクスの配向方位に沿って成長することで自発的に配向度が増幅することを見出した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
特定方向の分子鎖が配列したポリイミドPI膜は,液晶ディスプレイの配向膜や高性能のフレキシブル光学素子(偏光子,波長板)等への応用展開が期待される.一般に前駆体溶液から調製されるPI膜では,分子鎖は膜面に沿う傾向はあるが,面内において分子鎖は特定の方向に配列してはいない.本研究で得られた液晶場中での反応に伴う分子鎖の自発的配向の知見は,高配向のPI膜のより容易な作製方法を提供する.
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