研究課題
若手研究(B)
本研究では,真空管型発電デバイスへの応用を目指して低仕事関数表面の形成を試みた。発電効率がコレクターの仕事関数に大きく依存するため,仕事関数が小さく高温でも安定な表面が求められていた。高温でも安定な表面として炭素表面に注目し,ナノダイヤモンドを利用した炭素形成表面の作成方法を確立した。また,仕事関数の評価と発電デバイス応用のための最適化として,ヒ化ガリウムのセシウム終端表面と,n型単結晶ダイヤモンド表面の評価を行った。これにより,低仕事関数表面の高温での安定性や,ダイヤモンド内部での電位勾配による発電効率の低下等,発電効率改善のための指標を得た。
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physica status solidi (a)
巻: 213 号: 8 ページ: 2063-2068
10.1002/pssa.201600099
Journal of Physics D: Applied Physics
巻: 49 号: 4 ページ: 045102-045102
10.1088/0022-3727/49/4/045102