研究課題/領域番号 |
15K21077
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生体関連化学
高分子化学
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研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
近藤 政晴 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (20571219)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 水晶発振子 / 水晶発振子マイクロバランス法 / 同時計測 / 生体関連高分子 / 光合成色素-タンパク質 / 光電気化学 / タンパク質 / 光合成 |
研究成果の概要 |
本研究では、光合成反応に関連した反応中心(RC)とコアアンテナタンパク質(LH1)との複合体LH1-RCを水晶発振子上へ固定化し、電気化学計測による光誘起電流とLH1-RCと電子の授受をする分子のLH1-RCへの吸脱着による重量変化を水晶発振子マイクロバランス法(QCM)の同時計測により、LH1-RCの機能・物性の評価を進めた。アミノ基で表面修飾したQCMセンサーチップ上にLH1-RCを固定化し、同時計測実験を進めたところ、固定化されるLH1-RCが非常に少ないため光電流値が小さく、電気化学計測器へのノイズに応答が埋もれてしまったため、同時計測系での評価が十分な信号で評価が行なえなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生物が行なう光合成反応では、光エネルギーを利用して電子を移動させる(光誘起電流を発生させる)反応中心RCが、電子受容体・供与体の分子と協同的にはたらくことで、高効率の光誘起電子移動を実現している。本研究では、RCとコアアンテナタンパク質(LH1)との複合体LH1-RCを水晶発振子上へ分子配向を制御し、活性を保ったまま固定化し、電気化学計測による光誘起電流とLH1-RCと電子の授受をする分子のLH1-RCへの吸脱着による重量変化をQCMの同時計測により基板上に固定化されたLH1-RCの機能・物性の評価を行なう。この評価で得られた知見から、生体高分子を用いた光水素生産デバイスの構築を目指す。
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