研究課題/領域番号 |
15K21196
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本語教育
外国語教育
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
山本 冴里 山口大学, 国際総合科学部, 准教授 (00634750)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 複言語教育 / 言語教育政策 / 連携 / 多様な外国語教育 / 北東アジア / 第二言語教育 / ALENEA / 山口 / 複言語主義 / ヨーロッパ / ネットワーク / 実践研究 / 外国語教育 / 欧州評議会 / 山口県 / 多言語 / 複言語 / 協調・連携 |
研究成果の概要 |
多様な第二言語・外国語教育間での協調・連携を促進するための、様々な試みを始動させた。まず年少者を対象とした「言語への目覚め活動」教材を作成した。これは、幼児期から多言語に対しての興味や観察力を高めるためのツールである。次に、大学生を対象とした実践研究から、複言語能力を伸ばす授業は、過去の英語学習を通して学生が持つ、外国語学習に対する苦手意識を、ある程度払拭できることを明らかにした。さらに、北東アジア地域で、北東アジアの異なる地域の国家語を教えている言語教師(たとえば、日本で日本語を教えている教師や、韓国で韓国語を教えている教師や、中国で中国語を教えている教師)がつどう研究会を作った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多様な第二言語・外国語教育の間に連携を求める研究は、日本ではまだ数少なく、本研究は先駆的なものの一つとなったはずである。第二言語教育のプロフェッショナルでなくとも使用できる「目覚め活動」教材が普及すれば、子どもたちの、幼児期からの他/多言語への興味や言語等の記号への観察力を高めることができる。また、英語学習の失敗意識から、他/多言語に対する興味を失った大学生には、複言語教育によって、そうした興味を復活させることが、ある程度は可能であった。また、韓国や中国で働く韓国語や中国語の教師とのネットワーク作りは、民間レベルで親近感と互いへの信頼感を醸成していくために、言語教師ができる貢献であると考える。
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