研究課題
若手研究(B)
欠損・損傷した関節軟骨を修復する為の再生軟骨組織を開発している.しかし,欠損部にゼリーの様な柔らかい再生軟骨組織を移植しても定着しづらく,脱離しやすい問題があった.本研究では,再生軟骨組織の下に骨補填剤を積層する事で,骨軟骨組織移植片を構築する事を目標とした.再生骨軟骨組織モデルとして,軟骨組織にはアガロースゲルを用い,再生骨組織モデルにはハイドロキシアパタイトの誘導体であるリン酸カルシウムを希薄なアガロースゲルに分散させることで構築した.各組織モデルに対して軟骨細胞および間葉系幹細胞を懸濁させ,再生骨軟骨組織モデルを構築する事に成功した.基礎的実験が完了し,今後は設計論と有効性を検証する.
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日本臨床バイオメカニクス学会誌
巻: 未定
40020964271