研究課題/領域番号 |
15K21258
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ヒューマンインタフェース・インタラクション
デザイン学
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研究機関 | 甲南女子大学 (2018-2019) 中央大学 (2017) 神戸大学 (2015-2016) |
研究代表者 |
安岡 晶子 甲南女子大学, 人間科学部, 客員研究員 (90634410)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 両眼視差 / 奥行き知覚 / 周辺視野 / 運動情報 / 周辺視 / 実験系心理学 |
研究成果の概要 |
本研究では、運動対象物の観察時における周辺視野領域の両眼立体視の特性を解明する。特に中心視野と周辺視野が示す異なる知覚現象の意義を踏まえ、奥行き運動知覚において、中心視野では低速運動対象への両眼視差の時間変化(DCT) が、周辺視野では高速運動対象への両眼間速度差 (IOVD)が、それぞれ特化するモデルの検証を行った。偏心度5から20度の範囲に観察者への接近運動を伴う視標を提示し、視標の速度要因が奥行き知覚に与える影響について検討したが、中心視野では低速視標をDCTがより感知し、周辺視野では高速視標をIOVDがより感知する仮説は支持されなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、運動対象物の観察時における周辺視野領域の両眼立体視の特性を検討した。視標を構成する運動特性への検討から、周波数特性が奥行き知覚に効果があることが示された。また観察者自身の歩行や認知負荷は、周辺視野の視標検出と形態知覚を低下させることが示された。しかしながら、視野の中心部と周辺部において、提示距離と提示時間を変数とした速度条件ごとに、DCTとIOVDを付加した刺激図形を提示し、奥行き知覚を測定した結果、両者に速度要因に関する明確な差異は現れなかった。
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