研究課題/領域番号 |
15K21265
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
応用健康科学
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研究機関 | 埼玉県立大学 |
研究代表者 |
高崎 博司 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (60404779)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2015年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 姿勢 / 腰痛 / 運動療法 / マッケンジー / 習慣的姿勢 / マッケンジー法 |
研究成果の概要 |
本研究目的は、習慣的腰椎座位姿勢の改善がどの程度マッケンジー法による腰痛改善に影響するかを明らかにすることであった。この目的に向かって、3つの研究が実施され、最終的に4つの研究論文として国際誌で広く発表するとともに国際学会でも発表し、特に整形外科医を中心とした医療者から大きな関心を得た。本研究プロジェクトでは、今まで評価が困難であった習慣的な姿勢をLUMObackにより評価し、マッケンジー法による治療の前後でどのように変化するか、また、姿勢フィードバックを通常の治療に加えることで治療効果にどの程度メリットがあるかを検証した世界で初めての取り組みとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
マッケンジー法による治療の前後で明らかな治療効果は見られるものの、習慣的な座位時間や骨盤の傾斜程度には変化が無いことが観察された。更に、マッケンジー法による通常の姿勢指導を含む治療に加えて、骨盤後傾時にLUMObackによるフィードバックを与えた群と与えなかった群では腰痛の改善に臨床的に意味のある差が生まれず、どちらの群も3週の時点で改善を示した。これらのことから、ウェアラブル端末による積極的な姿勢修正をせずとも既存のマッケンジー法による姿勢修正を含む治療で十分な治療効果が得られると考察できる。
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