研究課題
若手研究(B)
女性と子供の4割近くが鉄欠乏の状態である。また高齢者に亜鉛欠乏が多く、味覚障害や、摂食障害の要因となっている。鉄や亜鉛栄養価の高いコシヒカリを作出し、日々の米食からより多くこれらの栄養を摂取できれば、鉄欠乏性貧血症や亜鉛欠乏症の改善に貢献できる。本研究では重イオンビーム照射により得られたコシヒカリ変異体ライブラリーを用いて、鉄・亜鉛栄養価が高い新しい品種を作出を目指した。M5種子の稔率および表現型は既存のコシヒカリと同等であり、白米中の鉄・亜鉛含有量がそれぞれ最大で2倍、または1.5倍高い系統をそれぞれ選抜した。さらに次世代のM6種子でも鉄・亜鉛含有量をより安定して蓄積する系統を選抜した。
すべて 2017 2016 2015 その他
すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (7件) (うち国際学会 3件、 招待講演 2件)
PLoS ONE
巻: 12(3) 号: 3 ページ: e0173441-e0173441
10.1371/journal.pone.0173441
Myanmar Agricultural Research Journal
巻: 4