研究課題/領域番号 |
15K21292
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
化工物性・移動操作・単位操作
生体医工学・生体材料学
|
研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
仲村 英也 大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (00584426)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
|
キーワード | ナノ粒子 / 細胞膜 / 細胞膜透過 / 分子動力学計算 / 膜透過 / ナノ粒子と細胞の相互作用 / ナノ粒子と細胞膜の相互作用 |
研究成果の概要 |
電場の印加によってナノ粒子が細胞膜を透過する現象に焦点を当てた。特に、人為的に操作可能な制御因子であるナノ粒子の物性と電場の印加条件の影響を、分子動力学(MD)シミュレーションを用いて解析した。その結果、微弱な電場の印加によってナノ粒子が細胞膜を直接透過する現象を初めて見出した。この透過経路では、ナノ粒子侵入時に膜貫通孔が自発的に形成し、これを通じて粒子が細胞膜を直接透過した。加えて、粒子の膜透過後に細胞膜は自己修復した。すなわち、細胞へのダメ―ジが小さくてかつ高い送達効率を兼ね備えた、新奇で意義深い透過経路を見出すことができた。
|