研究課題/領域番号 |
15K21310
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
腫瘍生物学
食生活学
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研究機関 | 長崎県立大学 |
研究代表者 |
岡本 恭子 長崎県立大学, 看護栄養学部, 助教 (40714853)
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研究協力者 |
四童子 好廣
岩尾 千恵子
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | オートファジー / 小胞体ストレス / リソソーム膜の不安定性 / Cathepsin B / ゲラニルゲラノイン酸 / 癌の化学予防 / 細胞死誘導メカニズム / パイロトーシス / 肝癌の化学予防 / オートファジーのメカニズム解析 / Incomplete Autophagy / Lipid-induced UPR / 栄養成分による癌予防 |
研究成果の概要 |
悪性新生物(癌)は年月を重ね顕在化する疾患であり、平均寿命が延伸傾向にある日本では死因の常に1位になっている。本研究で用いたゲラニルゲラノイン酸 (GGA) は医療用ハーブなどに存在する非環式レチノイドの1つである。ヒト肝癌細胞株においてGGAにより細胞死を誘導することを見出しており、その細胞死にはオートファジー制御や小胞体ストレスという現象が介在していることが示唆された。本研究ではその際のメカニズムについて一部を解明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2016年にノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅栄誉教授のオートファジーの研究はアルツハイマー病、癌、脂質代謝異常など様々な疾患、病態との関与が示唆されており、現在もその作用機序などについて盛んに研究がおこなわれている分野である。しかし、そのオートファジーの詳細なメカニズムや小胞体ストレスとの関連などは学術的にはまだ解明されていない部分も多い。そのため、本研究のような基礎研究はそのメカニズムの解明の一助となると考えられる。 また、GGAを発癌予防薬のモデルとみなし、細胞死誘導メカニズムを解明することは癌の治療および発癌予防の一助になると考えている。
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