研究課題
若手研究(B)
悪性腫瘍に対する低侵襲性の治療法として、ホウ素中性子捕捉療法が注目されている。本研究は、ホウ素送達法としてリポソームに着目し、腫瘍内への高濃度ホウ素デリバリーを可能とするホウ素含有ポリエチレングリコール誘導体(PBL)の開発と、これを用いたリポソームの各種評価を行った。PBLは効率よく脂質膜へと修飾でき、得られたリポソームはin vitroにおいて低毒性であることが確認された。また、担癌マウスに本リポソームを投与後24時間において腫瘍内ホウ素濃度20ppmおよび腫瘍血液比5以上を達成した。そこで、中性子線照射を行った結果、各コントロール群に対し有意な抗腫瘍効果を示した。
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http://rdbv.fukuyama-u.ac.jp/view/UdrRK/