研究課題/領域番号 |
15K21403
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
衣・住生活学
建築史・意匠
|
研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
栢木 まどか 東京理科大学, 工学部第二部建築学科, 准教授 (10453820)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
|
キーワード | 鉄筋コンクリート造 / 集合住宅 / 日本統治期 / 台湾 / 中国 / 韓国 / 梅澤捨次郎 / 宗像主一 / 大連連鎖商店街 / 同潤会アパートメント / 大連 / 台南 / 末廣町店舗住宅 |
研究成果の概要 |
本研究では、日本における戦前期の鉄筋コンクリート造集合住宅、共同建築に関する自らの研究成果を踏まえ、同時期の日本統治下の都市における具体的事例について、ビルディングタイプとしての鉄筋コンクリート造集合住宅に着目して比較調査・研究を行った。台湾/台南における末廣町店舗住宅(1932)、中国/大連における大連連鎖商店街(1929)、韓国/京城(ソウル)における本町一丁目連合ビル(1925)を調査対象とし、背景となる都市計画や周辺商業地域の発展との関係、また設計者による計画や増築の過程について明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本における初期鉄筋コンクリート造集合住宅の研究としては、同潤会によるアパートメント事業、都市部の公営住宅や、近年では長崎県端島(軍艦島)の住宅棟など多くが対象とされてきたが、同時期の台湾、韓国、中国においても、先進的な技術と計画により、同様の建築が実現していた。本研究の学術的意義は、約半世紀にわたり日本統治下にあった対象地域での建築を調査することにより、鉄筋コンクリート造建築黎明期における、日本の集合住宅計画の横断的な歴史、変遷を明らかにしたことである。
|