研究課題
若手研究(B)
本研究は、1480年代のハングル文献、『杜詩諺解』の諸異本に対して校勘を施すことにより、その定本の確定を試み、また、原典遡源の方法論を提示することを目的として始められた。まず、現存する初刊本諸本間で校勘を行い、その範囲内での校訂テキストを作成、これに基づき、同文献の言語の有する、アクセント・イントネーション、母音調和といった音韻的な特徴、もしくは文体面での特徴を明らかにした。一方、これまで基本的に同質の言語を反映するとされてきた同時代の文献との間には、実際には種々の言語的差異が存在することが明らかとなり、『杜詩諺解』初刊本の言語の特徴を把握する際の、新たな課題として浮上した。
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韓國文化
巻: 81 ページ: 35-59