研究課題/領域番号 |
15K21501
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
美術史
日本文学
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
松葉 涼子 立命館大学, 衣笠総合研究機構, プロジェクト研究員 (90555591)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 葛飾北斎 / 大英博物館 / 版本 / 江戸 / 出版文化 / 絵本 / 北斎漫画 / 浮世絵 / 日本美術史 / 版画 / 江戸時代 / 在外日本美術コレクション / 北斎 / 和本 / データベース / 日本美術 / 古典籍 / デジタル・アーカイブ / 博物館 / 美術史 / 文学 |
研究成果の概要 |
国内外コレクションの北斎版本のデジタル化をすすめ、立命館大学アートリサーチセンターとの共同で北斎版本のカタログ・レゾネとしてオンライン公開を実施した。なお、本研究は大英博物館・ロンドン大学SOASの「北斎の晩年―思想・技術・社会―」と共同研究を実施し、2017年に開催された大英博物館(ロンドン)およびあべのハルカス美術館(大阪)における北斎展に際して、カタログ執筆などの研究成果の公開および研究材料・情報の共有化をすすめている。オンラインカタログは北斎晩年プロジェクトのウェブサイトより公開されている。また2019年の大英博物館のマンガ展に協力し展覧会を通して研究成果の公開をすすめることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は、ここ数年で急速に進められてきたデジタルアーカイブの動向にあわせて従来図書形態では十分に対応してこれなかった目録の画像情報を、大量の図像が比較できる画像データベースの機能を利用したカタログ・レゾネを作成したことにある。また、大英博物館での展覧会と並行してすすめることによって、国際的な機関や研究者からの協力を得ることができた。 北斎の全作品の中でも特に絵手本は肉筆、版画そして工芸のデザインなど多岐にわたって纏められてきた北斎のアイデアの宝庫であり、また当時の出版文化、流通と密接にかかわっている。本研究の成果が他分野と重なりあうことでさらに発展していくことが期待される。
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