研究課題/領域番号 |
15K21506
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本史
思想史
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研究機関 | 龍谷大学 |
研究代表者 |
近藤 俊太郎 龍谷大学, 公私立大学の部局等, 研究員 (00649030)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 親鸞論 / 親鸞像 / マルクス主義 / 宗教批判 / 反宗教 / 近代仏教 / 戦時教学 / 転向 / 宗教的転向 / 清沢満之 / 二葉憲香 / 初期水平運動 / 反宗教運動 / 宗教復興 / 家永三郎 / 佐野学 / 皇道仏教 |
研究成果の概要 |
報告者は、近代日本における親鸞論の変遷を、特にマルクス主義との関係を軸にして解明することを課題として研究を進めた。その結果、以下の点をあきらかにした。 初期水平運動ではマルクス主義との思想的親和性のもとに親鸞像が形成され、それが解放運動の精神的機動力となった。反宗教運動段階になると、親鸞思想は宗教=阿片論に解消され、支配階級に奉仕するイデオロギーと位置づけられた。親鸞はまた、宗教的転向の文脈で、天皇制国家への従属を引き出す根拠として読み込まれた。戦後になると、そうした親鸞理解を反転させ、親鸞を媒介して戦前の天皇制国家への批判的立場を構築する者が現れた。
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