研究課題/領域番号 |
15K21514
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
学習支援システム
教育工学
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研究機関 | 大阪産業大学 |
研究代表者 |
大野 麻子 大阪産業大学, 工学部, 講師 (90550369)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 記述スタイル特徴 / 作成者認証 / レポート盗用発見 / 記述スタイルモデル / 教授学習支援システム / 知的学習支援システム / 特徴抽出 / 類似性検出 / 教育工学 / 知的学習システム / 隠れマルコフモデル / 授業支援システム / 記述における癖の抽出 / 異常検知 / 系列パターンマイニング / 機械学習 / モデル化 |
研究成果の概要 |
本研究では授業課題レポート作成者の記述スタイル特徴を定量表現し,作成者認証を行うことで盗用を発見する手法を提案し,これを実装したシステムを開発した. 実際に複数の学生が作成したレポートを用いて評価実験を行った結果,記述スタイルモデルが概ね作成者認証を正しく学習できていることを確認できたが,一部誤判定が確認された.また,学習済みの記述スタイルモデルを用いて教員が目視により抽出した学生の記述特徴と同様の特徴を読み解くことに成功した.さらに,アンケート調査から本手法による学生の精神的負担軽減の可能性が示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では「授業課題レポート文書」の性質や,「授業における盗用発見」という目的に特化し,人の行う「レポート文書の作成者の推定」に倣った,独自の類似性検出手法を提案している.「同一作成者のこれまでの書き方」をもとに,対象文書の作成者認証を行うというこれまでにないアプローチは,誤判定リスクの軽減にも貢献し,盗用発見に関わる教員・学生の精神的な負担軽減にもつながることが期待される.
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