研究課題/領域番号 |
15K21528
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
経営学
商学
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研究機関 | 桃山学院大学 |
研究代表者 |
大村 鍾太 桃山学院大学, 経営学部, 准教授 (40724050)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 返品制 / サプライチェーンマネジメント / 新聞売り子モデル / リスク回避モデル / アパレル産業 / 百貨店 / リスク回避 / リスク回避効果 / パレート改善 / リスクトレランス |
研究成果の概要 |
本研究では新聞売り子モデルと呼ばれる在庫管理の数理モデルを用いて、百貨店とアパレルメーカーでの返品制のリスクを考慮した価値を分析した。分析により、リスクを一方的にアパレルメーカーに負担させる構造が明らかになった一方で、①市場の不確実性の程度によっては、その負担はアパレルメーカーにとって大きくならない可能性があること、②サプライチェーン全体から見ると小売価格と在庫量が最適化できることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
返品制は特に日本においては広く採用されている一方で、サプライチェーンマネジメントの全体最適を阻害する要因として指摘されてきた。本研究では在庫リスクに着目することによって、特に戦後の経済成長期のような不確実性の高くない環境下では、返品制によりサプライチェーン全体で最適化が達成できた可能性が示される。リスクの考慮によりサプライチェーンマネジメント研究において新たな知見が得られることが示唆される。
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