研究課題/領域番号 |
15K21662
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
物理系薬学
分析化学
|
研究機関 | 福岡大学 (2018) 国立研究開発法人産業技術総合研究所 (2015-2017) |
研究代表者 |
坂口 洋平 福岡大学, 薬学部, 助教 (10712507)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | LC-MS / タンパク質 / ペプチド / アミノ酸 / 誘導体化 / カルボキシル基 |
研究成果の概要 |
本研究ではタンパク質またはペプチド中のカルボキシル基を対象とした誘導体化LC-MS法の開発を行った。高極性なカルボキシル基を誘導体化することにより,他の官能基を誘導体化した場合と比べ,効率的にMSにおける感度を向上することができた。さらにタンパク質の主要な劣化である脱アミド化は,劣化前後で質量がほとんど変わらないため,LC-MS分析において評価が困難とされているが,本法を用いることで劣化前後で明確に構造を変化させることができ,容易に評価することが可能であった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新規臨床検査項目や新規バイオ医薬品が年々増加しているなかで,それらを安全に信頼して利用していただくためにも,タンパク質の構造変化をとらえる分析手法が必須だと考える。本研究において開発した分析法は、LC-MS分析におけるタンパク質またはペプチドの高感度化と、これまで正確な評価が困難だった脱アミド化を容易に評価することを可能とした。
|