研究課題
若手研究(B)
本研究課題では、航空宇宙機設計の高度化を目的とし、既存の空力(流体)設計の道具である実験、数値シミュレーションを統計数理手法「データ同化」の導入により統合化する手法の提案、および、提案手法の実証を行った。実証は、流体解析に残されている大きな課題である、剥離、遷移流れを対象とした。剥離流れに関しては、乱流モデル内のモデルパラメータ値をデータ同化により最適化し、既存乱流モデルでは予測困難であった翼胴部分の剥離予測に成功した。遷移流れに関しては、翼表面の温度計測情報からの表面摩擦係数の推定技術を開発し、様々な計測情報に対する感度解析、および、今後の遷移解析のための風洞の流入乱れ度計測を実施した。
すべて 2017 2016 2015
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (8件) (うち国際学会 2件、 招待講演 5件)
AIAA Journal
巻: N/A 号: 5 ページ: 1512-1523
10.2514/1.j054109