研究課題/領域番号 |
15K21697
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
心臓血管外科学
外科学一般
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研究機関 | 国立研究開発法人国立循環器病研究センター |
研究代表者 |
渡邉 琢也 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 医師 (20627509)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 冠動脈硬化症 / 移植心冠動脈病変 / 好中球Rhoキナーゼ活性 / 好中球のRhoキナーゼ活性 |
研究成果の概要 |
様々な冠動脈病変の進行を予測し、早期に治療介入をすることは循環器病学の重要課題の一つである。本研究の研究項目は、冠動脈病変の進行予測のバイオマーカーとして着目した好中球Rhoキナーゼ活性と冠動脈病変の進行の関連性については検討うることであった。しかし、Rhoキナーゼ活性の測定系が不安定であり、正確な測定を行うことが難しいと判断し、冠動脈病変の進行を予測するためのバイオマーカーとしてRhoキナーゼ活性を利用することは断念した。しかし、本研究助成のもとで心臓移植後の冠動脈病変の進行に関連する因子の検討を進め、本邦独自の進行予測法の基盤となる研究を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ドナー心由来の持ち込み病変の存在が、心移植後1年目から3年目までのCAVの進行を予測すること(Transplantation 2017; 101:1310-1319)、エベロリムスのCAV進行に対する抑制効果は、血管内膜の増殖の抑制だけでなく、血管外膜の縮小変化の抑制によってもたらされること、また、エベロリムスによるCAV進行の抑制効果は、心移植後急性期だけでなく、維持期においても認められることを報告した(International Journal of Cardiology 2016; 203:307-314)。これらの成果は、本邦での心移植後患者の治療戦略に影響を与える成果である。
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