研究課題/領域番号 |
15KK0002
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ヒューマンインタフェース・インタラクション
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
坂本 修一 東北大学, 電気通信研究所, 教授 (60332524)
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研究期間 (年度) |
2016 – 2019
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
12,870千円 (直接経費: 9,900千円、間接経費: 2,970千円)
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キーワード | バーチャルリアリティ / マルチモーダルインタフェース / 認知科学 / 情報システム / 音空間創成 / 球状マイクロホンアレイ / 聴覚ディスプレイ / 頭部伝達関数 |
研究成果の概要 |
本研究では,人間の自己運動時の視聴覚,特に聴覚情報による外界空間認識メカニズムの解明と,視聴者の自己空間を精密に再現可能な自己運動感応型VR空間創成技術の構築を目指す。一連の研究の結果,自己運動感覚と聴覚を中心とした多感覚情報処理過程としての外界音空間知覚過程が明らかとなり,また,研究代表者がこれまで培ってきた球状マイクロホンアレイを用いた3次元音空間収音・再生技術の高度化の実現にも目処が立った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高臨場感技術の実現に必要な基盤技術の確立に寄与したものである。単にアミューズメントなどのエンターテインメントの分野にとどまらず,遠隔教育や遠隔協働といった,複数人で場を共有しコミュニケーションを行い,知的活動を行う場面においても活用可能な要素技術であり,よりリアルな意思疎通が実現されて生産性が上がるといったことも期待される。また,人間の知覚情報処理に関する知見は,工学分野のほか,心理学,情報学などへの波及も期待される学際的な成果である。
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