研究課題/領域番号 |
15KK0003
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生命・健康・医療情報学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
河野 崇 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (90447350)
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研究協力者 |
サイギ シルヴァン ボルドー大学, iMS研究所, 准教授
夏 楊
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研究期間 (年度) |
2016 – 2018
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
9,880千円 (直接経費: 7,600千円、間接経費: 2,280千円)
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キーワード | シリコン神経ネットワーク / ニューロモルフィックシステム / 神経模倣システム / 神経スパイク / 脳型コンピュータ |
研究成果の概要 |
本研究課題では、神経スパイクを用いて通信を行う様々な装置(シリコン神経ネットワーク、神経ネットワークのソフトウェアシミュレータ、神経生理学実験機器など)同士をシームレスに接続できるバス規格を定義で、次世代人工知能技術として期待されているニューロモルフィックシステムの発展に寄与した。実装方式(アナログ、デジタル、ソフトウェアシミュレーションなど)やモデルの粒度(マルチコンパートメンタルモデル、シングルセルモデル、統計的モデルなど)に依存しないバスプロトコル仕様を定義した。また、イーサネットを物理層としてFPGAチップ上のシリコン神経ネットワーク同士を接続可能なリファレンスデザインの設計を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
神経スパイクを用いて情報処理をするニューロモルフィックシステムは、電力効率の高さ及びビヨンド深層学習という面から注目されている。本研究成果は、神経スパイクを用いて通信を行う装置間の汎用バスを定義するものである。現在は相互接続不可能な個々の研究チームのニューロモルフィックシステムや神経生理学機器同士を、本規格を用いることでシームレスに接続できるようになり、相補的共同研究や商用機器開発を促進することで、次世代知的情報処理システムの実現を加速する。
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