研究課題
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
本研究では観察者の瞳孔付近にのみ光線を射出するオンデマンド光線再生技術を確立し、より少ない光線によって上下および左右方向の視差を実現することを目的とする。光線提示系として高フレームレートプロジェクタを用いた時分割方式の検討を行い、観察者の瞳孔付近にのみ光線を射出する光学系の試作を行った。これを用いた実験によって実際に上下および左右方向の視差が再現されることを確認がされ、提案手法の原理が実証された。
現在普及している3D映像表示方式には不自然な見え方や疲労などの問題があり、より理想的な方式である空間像方式の実用化が期待されている。しかし現在の技術水準を大幅に上回る膨大な画素数の表示デバイスを必要であり、デバイス技術自体の進歩だけでは実現は困難である。よって現状では大部分の研究例では視点を左右に移動した際にのみ見え方が変化し、上下移動での変化を省略したものとなっている。本研究は表示デバイスの画素の利用効率の向上によって上下移動での変化を実現する方法を提案し、実験によってその基本原理を確認した。
すべて 2020 2018
すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件、 招待講演 2件)
The Engineering Reality of Virtual Reality, Electronic Imaging Proceeding
巻: 2020
Stereoscopic Display and Applications XXXI, Electronic Imaging Proceeding
Proc. SIGGRAPH '18 ACM SIGGRAPH 2018 Emerging Technologies
巻: - ページ: 1-2
10.1145/3214907.3214917