研究課題/領域番号 |
15KK0014
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ヒューマンインタフェース・インタラクション
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
竹村 憲太郎 東海大学, 情報理工学部, 准教授 (30435440)
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研究協力者 |
上田 淳 Georgia Institute of Technology, GWW School of Mechanical Engineering, Associate Professor
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研究期間 (年度) |
2016 – 2018
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
13,000千円 (直接経費: 10,000千円、間接経費: 3,000千円)
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キーワード | 振動 / リハビリテーション / ユーザインターフェース |
研究成果の概要 |
申請者はこれまでの研究で,指先等で知覚されない周波数帯の振動と知覚可能な振動を選択的に利用することで,関節角度や力などの計測に加え,触覚のフィードバックが可能な手法を提案してきた.本研究課題では,能動的に入力する振動の利用を人の知覚の強化やリハビリテーションなど,これまで申請者が取り組んできたインタフェースとは異なる分野へ応用することを目指した.リハビリテーション分野では,これまでも刺激として振動入力が利用されてきたが,効率的なリハビリテーションの実現には,入力タイミングの最適化が必要であり,個別に最適なタイミングを推定することが可能であるアルゴリズムを提案した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は,脳卒中などで手足に麻痺が生じた場合に行われるリハビリテーションにおいて,振動刺激の入力タイミングの最適化を実現するものである.振動の入力タイミングは,運動誘発電位を得るために,磁気刺激に合わせて適切なタイミングで入力する必要があるが,このタイミングが個人ごとに異なることや,タイミングがあったとしても確実に得られるものでないため,これまで最適化が難しかった.本研究の成果はこのタイミングを確率的に求めるもので,これが実現されるとロボットによる最適なリハビリテーションが可能となり,リハビリテーションの効果が効率的に得られることが期待できる.
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