研究課題/領域番号 |
15KK0025
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
環境技術・環境負荷低減
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
野村 俊之 大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (00285305)
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研究協力者 |
Routh Alexander F. University of Cambridge, Department of Chemical Engineering and Biotechnology, Professor
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研究期間 (年度) |
2016 – 2018
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
14,040千円 (直接経費: 10,800千円、間接経費: 3,240千円)
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キーワード | 環境材料 / 薬物送達システム / コロイドソーム |
研究成果の概要 |
本研究では、生分解性の乳酸・グリコール酸共重合体(PLGA)ポリマー粒子への水溶性物質の封入を目的とした環境調和型合成法について検討した。その結果、連続相に植物油を用いて生成したPLGAナノ粒子を、水滴上に自己集合させてW/O(Water in Oil)エマルションを安定化後、ポリマー粒子を結合させることで、水溶性の多糖、タンパク質、微生物を封入できるPLGAマイクロカプセルの合成に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
PLGAは、生体適合性、生分解性、薬物徐放性に優れたポリマー基材であるが、疎水性のため、親水性物質の封入には適していない。また、PLGA粒子の合成には、生体に有害な化学物質が使用される。本研究で合成したPLGAマイクロカプセルは、内相が水であるため、親水性物質の封入が可能であるたけでなく、その合成プロセスにおいて有害な化学物質をまったく使用していないため、環境調和型の薬物送達システムを可能とする。
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