研究課題/領域番号 |
15KK0033
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
印度哲学・仏教学
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研究機関 | 京都大学 (2017-2019) 東北大学 (2015-2016) |
研究代表者 |
菊谷 竜太 京都大学, 白眉センター, 特定准教授 (50526671)
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研究期間 (年度) |
2016 – 2019
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
11,180千円 (直接経費: 8,600千円、間接経費: 2,580千円)
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キーワード | インド密教 / 曼荼羅儀軌 / ディーパンカラバドラ / 『ローカーローカカーリカー』 / 『四百五十頌』 / ラトナーカラシャーンティ / ヴィドヤーパーダ / アバヤーカラグプタ / 秘密集会タントラ / ジュニャーナパーダ流 / ジュニャーナパーダ / ヴィタパーダ / アームナーヤマンジャリー / ヴァジュラーヴァリー / 『秘密集会タントラ』 / 秘密集会 / 『普賢成就法』 / 『ヴァジュラーヴァリー』 / インド・チベット仏教学 / 曼茶羅儀軌 / 密教術語集成 |
研究成果の概要 |
インド密教における観想法と儀礼との関係性を読み解くうえで欠かせない曼荼羅儀軌について、ハンブルク大学ハルナガ・アイザックソン教授の協力のもと、ディーパンカラバドラの『ローカーローカカーリカー(四百五十頌)』「前段階の奉仕儀礼」部分の校訂・訳注研究を行った。得られた研究成果については、現在出版の準備を進めており、また成果の一部については、すでに「サンスクリット写本研究ネットワークの構築に向けて」というテーマでハンブルク大学にて国際シンポジウムを行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
インド密教の儀礼において最も影響を与えたと考えられる曼荼羅儀軌『ローカーローカカーリカー』について、新出梵文写本を使用し、「前段階の奉仕儀軌」部の校訂・訳注作業を行った。この作業にあたって得られた写本の相関関係やテキストの成立背景は、インド・チベットにおける密教注釈文献の形成過程を明らかにするうえで重要なポイントであると考えられる。さらに研究によって得られた梵文写本研究の人的ネットワークを通じて国際シンポジウムをハンブルク大学にて開催した。
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