研究課題/領域番号 |
15KK0037
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
芸術一般
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研究機関 | 京都工芸繊維大学 |
研究代表者 |
井戸 美里 京都工芸繊維大学, デザイン・建築学系, 講師 (90704510)
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研究協力者 |
マコーミック メリッサ Harvard University, East Asian Languages and Civilizations, Professor
キム スジン
リー シルビア
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研究期間 (年度) |
2016 – 2018
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
14,040千円 (直接経費: 10,800千円、間接経費: 3,240千円)
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キーワード | 屏風 / 和歌 / やまと絵 / 屏風歌 / 名所 / 庭園 / 日本画 / 花鳥画 / 朝鮮美術 / 歴史画 / 歌枕 / 日本美術 / 屏風絵 / 東アジア |
研究成果の概要 |
本研究では、「日本的なるもの」として受容されてきた大画面のやまと絵について、その享受された場や機能について再検討するもので「若手研究(B)」と並行して行ってきた。特に、国際共同研究で力点を置いたのは、中国に起源を持ちながらも、金屏風という形式に変容を遂げて日本的な風土に根付いてきた花鳥画である。近代に至ってこのような花鳥画が依然として日本を代表する主題として中国や朝鮮へ献上されていた実態を現存作品と記録の双方から把握するとともに、共同研究の過程において、もともと朝鮮の宮殿の一部であったと推測される、日本の金屏風の技法を取り込んだ花鳥画を新たに見出すことができたことがもっとも大きな成果である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
最終年度は、世界でも最大規模の東アジア研究を行う研究機関であるハーバード・イェンチン研究所において、東アジアのなかで展開してきた日本の美術についてグローバルな環境の中で在外研究を行う機会を得た。本国際共同研究の最大の意義は、東アジアに共有される主題である花鳥画の遺品を、米国での在外研究を通して国際共同研究者とともに調査できたことであり、その結果、東アジアにおける古くからの交流を通して影響し合ってきた花鳥画の証ともいえる複合的な要素をもつ、朝鮮の宮廷絵画を新たに見出すことができたことにより、東アジア絵画史上重要な作品を修復・公開へ導くとともに、東アジアの近代の美術交流の研究史に貢献したと考える。
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