研究課題/領域番号 |
15KK0055
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
宗教学
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
伊達 聖伸 上智大学, 外国語学部, 准教授 (90550004)
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研究協力者 |
ミロ ミシュリーヌ ケベック大学モントリオール校, 社会学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2016 – 2018
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
13,260千円 (直接経費: 10,200千円、間接経費: 3,060千円)
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キーワード | ライシテ / 政教分離 / フランス;ケベック;日本 / 宗教学 / 地域研究 / フランス ; ケベック ; 日本 / ライシテ(非宗教性) / 世俗主義 / フランス:ケベック:日本 |
研究成果の概要 |
フランス、ケベック、日本をフィールドとする本研究では、「フランス独自の厳格な政教分離」と思われがちなライシテについて、その時間的・空間的広がりを意識して通念を相対化し、世俗と宗教の関係を再検討した。ケベックにおける長期滞在を活かして、おもにフランスのライシテの歴史と現状に関する書物を刊行し、ケベックの宗教教育とヴェール問題に関する最新の状況を整理して示し、日本の政教関係をフランスやケベックと比較するための視点を磨いた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「フランス独自の厳格な政教分離」と思われがちなライシテに宗教の公共性を認める側面があること、またライシテがフランス以外の社会の政教関係を再検討するための一視点になりうることを、多くの読者が手に取りやすい新書を出版して示した。 また、フランスとケベックのライシテ研究に加えて、日本の政教関係をライシテの観点から捉え返す研究をおもにフランス語で発信することにより、比較の視点を洗練させるとともに、フランス語圏の研究者とのさらなるネットワークを構築することができた。
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