研究課題/領域番号 |
15KK0056
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
西洋史
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
川喜田 敦子 中央大学, 文学部, 教授 (80396837)
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研究期間 (年度) |
2016 – 2018
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
8,710千円 (直接経費: 6,700千円、間接経費: 2,010千円)
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キーワード | 戦後処理 / 戦争賠償 / 住民移動 / 第二次世界大戦 / 冷戦 / ヨーロッパ / ドイツ |
研究成果の概要 |
第二次世界大戦後のヨーロッパにおけるドイツ系住民の強制移住は、ドイツの戦争賠償とも深く関わる問題だった。本研究では、ドイツ在外財産の処理を含む戦争賠償の枠組みと、ドイツ系住民の強制移住をめぐるディスコースが冷戦の顕在化にともなってどのように変容していったのかを検証することを通じて、強制移住による民族秩序再編に始まり冷戦秩序の確立にいたるまでの第二次世界大戦後の地域秩序再編を新たな視角からとらえることを試みた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
第二次世界大戦終結後、国境変更と大規模な住民移動を通じた民族秩序再編がヨーロッパと東アジアで同時に進行した。戦後処理のなかで行われたこの民族秩序再編は、ソ連勢力圏をはさんでユーラシア大陸の両端における冷戦の最前線で生じた地域秩序の再編としてとらえたときに、その世界史的な意味とスケールが明らかになる。本研究は、アジアとの比較・連関を念頭にヨーロッパの事例を検討することで、戦後処理と戦後秩序形成をめぐる将来的な欧亜間比較に向けた基礎を築いた。
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