研究課題/領域番号 |
15KK0079
|
研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
土地・住宅・不動産研究
|
研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
道上 真有 新潟大学, 人文社会科学系, 准教授 (30527693)
|
研究協力者 |
リャザンツェフ セルゲイ ロシア科学アカデミー社会政治学研究所, 人口問題研究センター, 教授
ベロフ アンドレイ サンクトペテルブルグ国立大学, 経済学部, 教授
|
研究期間 (年度) |
2016 – 2018
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
10,660千円 (直接経費: 8,200千円、間接経費: 2,460千円)
|
キーワード | ロシア / 住宅 / 住宅ローン / 労働移民 / 登記 / 居住環境 / 住宅市場 / 移民労働者 / 福利厚生 / 移民 / 市場の多層性 / リノベーション / 土地 / 地域研究 / 経済事情 / 都市 |
研究成果の概要 |
二つの細目課題(1)「土地・住宅登記・担保制度」と(2)「移民労働者の居住環境と住宅市場」の実態について、平成29年2月~平成30年度末まで、うち約18か月をロシアに滞在し、上記課題の調査研究を現地共同研究者と実施した。(1)モスクワを中心とする都市の再開発の実施過程とその過程で起きる問題について、インタビューおよび資料調査を実施し、ロシアの住宅関連法における居住権の問題、土地市場の未発達などの特殊性を明らかにした。(2)ロシア国外からの労働移民の生活・居住環境に関する大規模アンケート調査を実施し、その調査結果を発表し、移民住宅需要がもたらす住宅市場の特殊性、多層性を明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
(1)ロシアの住宅・土地登記、担保制度の研究成果は、まだ十分に明らかにされていない実態に切り込んでいる。(2)ロシアへの外国人移民労働者の居住環境に関する大規模アンケート調査(ロシア25都市、回答者数約1000)は、現地共同研究者との共同研究でなければ実施できなかった成果であり、またその調査結果は世界的に見てもロシア国内でも初めての成果である。ロシアの移民研究と住宅研究とを総合させたアプローチは、ロシア研究では初めての成果である。これら成果を総合し、ロシア都市住宅市場の特殊性と多層性を指摘した成果は、企業のロシア進出にも貢献するものでもあり、国際会議や学術雑誌等への発表は高い関心を呼んでいる。
|