研究課題/領域番号 |
15KK0088
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
財政・公共経済
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
恩地 一樹 大阪大学, 経済学研究科, 教授 (80709858)
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研究協力者 |
ゴードン ロジャー カリフォニア大学サンディエゴ校, 経済学部, 教授
ゴーギャン ティユー オーストラリア国立大学, 経済学部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2016 – 2018
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
14,820千円 (直接経費: 11,400千円、間接経費: 3,420千円)
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キーワード | 法人税 / bunching estimator / しきい値 / 税制 / 集積推計法 / 合併買収 / 租税回避 / 組織再編 / 納税者行動 / 経済学 |
研究成果の概要 |
研究活動の一環として国際学術会議(2018/3/24-25)をカリフォルニア大学サンディエゴ校において共催したことが 本研究プロジェクト の主要な成果である.会議のテーマはあえて集積推計法という特化した内容に設定したため,経済学におけ る通常の学術会議よりも専門性が高く議論も深くなった.会議には基調講演者に推計法を考案したSaez (Berkeley)と発展を主導したKleven(Princeton)を招待した.世界的に公募をかけ選別したこともあり, 第一線といえる質の高い研究を選別した. 財政学における先端的な応用研究と計量経済学における基礎研究の織り成す独特のプログラムといえる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
開催準備中,北米の大学院生が聴講を希望してきたことから,先端的な研究会であるとの前評判が広がっていたことが伺える.財政学者と計量経済学者が膝を突き合わせる場は学術的議論の進展に有効であったといえる.特に初日のセッションでは,計量経済学の権威の Newey(MIT)が集積推計法を辛辣に批判し,その論文を Saez が討論 し Kleven も 精力的な反論を行うという非常に刺激的なものであった.当該セッションは SNS などインターネットで話題となりこのディスカッションの模様を広く公開するためにインターネ ットで要約等を公開し内外の大学院生にも好評であるとの感触を得ている.
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