研究課題/領域番号 |
15KK0093
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 福井県立大学 |
研究代表者 |
舟木 紳介 福井県立大学, 看護福祉学部, 准教授 (50315842)
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研究協力者 |
フィリップス ルース The University of Sydney, School of Education and Social Work, Associate Professor
濱野 健
藤田 正一
ヨン ムン カン
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研究期間 (年度) |
2015 – 2018
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
11,700千円 (直接経費: 9,000千円、間接経費: 2,700千円)
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キーワード | デジタルメディア / 多文化ソーシャルワーク / オーストラリア / コミュニティ文化開発 / ソーシャルワーク / 文化的市民権 / コミュニティアート / デジタルストーリーテリング |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、グローバル化する社会において、デジタルメディアを活用したコミュニティ文化開発が社会的マイノリティ・コミュニティの社会包摂および地域社会とのつながりの再構築にどのような効果をもたらすかについて、オーストラリア・シドニーをフィールドとして長期的に調査・分析し、文化的市民権の確立をめざした新たな多文化ソーシャルワーク実践モデルを構築することであった。本研究では、障害者、高齢者、女性といった社会的に孤立しやすい社会的マイノリティがアートや文化を使って自らの声を発信し、新たな文化を開発し、社会を変えていくプロセスを支援する方法であるコミュニティ文化開発の手法を実践した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、オーストラリアでの研究成果を活かして、ソーシャルワークにおけるデジタルスメディア・ワークショップの方法を社会福祉専門職と共に開発し、対人援助者向けの研修会を複数回実施し、ワークショップのファシリテーションに関する教材検討やiPadによる撮影技術の向上を図ることができた。また、オーストラリア・シドニーでミドルクラス移民調査結果を現地でコミュニティ文化開発を実践する日系コミュニティ組織の運営に還元した。さらに今後、実践的な多文化ソーシャルワークモデルプログラムの開発を共同的に行う事となった。
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