研究課題/領域番号 |
15KK0098
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
人文地理学
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
朴 チョン玄 法政大学, 経済学部, 教授 (10317654)
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研究協力者 |
Changsoek Kim Pusan National University, ナノメカトロニックス学科, 教授
Supakankunti Siripen Chulalongkorn University, 経済学部, 教授
Musa Ghazali University of Malaya, 経済学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2016 – 2018
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
13,780千円 (直接経費: 10,600千円、間接経費: 3,180千円)
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キーワード | 韓国 / 日本 / マレーシア / タイ / 国境 / 地域間連携 / 地方都市 / IMT-GT / 国際ツーリズム / 中小企業 / 国境を越える地域間連携 / 東アジア / 東南アジア / スポーツ交流 / 民間交流 / ツーリズム / 都市地理学 / クロスボーダー地域 / 国際交流 / 国際的都市システム / アジア |
研究成果の概要 |
本研究では、韓日を中心に、東アジアと東南アジアにおける国境を越える地域間連携を分析した。その結果、次の4点が明らかになった。第一に、行政・企業・民間レベルにおける国境を越える地域間結合関係が様々な形で展開されていた。第二に、企業レベルでは企業と地域との間で目指す目標に食い違いが存在し、中枢管理機能としての結合依存関係は相対的に弱いことが明らかになった。第三に、企業・行政レベルに比べて、民間レベルでの結合依存関係が相対的に強く、地理的距離が大きい役割を果たした。第四に、地方自治体の政策には限界が存在し、政府の制度や言語・文化的違いが国境を越える地域間連携構築に大きな壁となっていた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果の学術的意義は、行政・企業・文化交流といった多面的視点からアジアにおける国境を越える地域間連携の実態を解明したこと、相手地域の信頼・関心・親近感(愛着)に着目したこと、そして国境を越える地域間連携を国家単位ではなく都市(圏)単位で設定したことである。また社会的意義は、本研究の成果が、一極集中型の国土構造を持つアジア諸地方において、持続可能な地域振興・再生を目指す新たな地方振興の手掛かりを示すことができることである。
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