研究課題/領域番号 |
15KK0108
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
ダダバエフ ティムール (ティムール ダダバエフ) 筑波大学, 人文社会系, 教授 (10376626)
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研究期間 (年度) |
2016 – 2019
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
9,880千円 (直接経費: 7,600千円、間接経費: 2,280千円)
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キーワード | 中央アジア / 中央アジアプラス日本 / 一帯一路 / 日本の対中央アジア政策 / 一帯一路政策 / 米国のアフガニスタン戦略 / ウズベキスタン / 新シルクロード / 日中米ロの外交政策 / 米国の対中央アジア政策 / シルクロード外交 / 一帯一路構想 / 対中央アジア / 日中露比較 / 外交政策 / 対外政策 / ユーラシア外交 / アメリカ外交 |
研究成果の概要 |
本研究は日中米政府の対中央アジア政策の位置付けての説明を試みた。その結果、各国政府の重要性と位置づけの違いが判明した。中国の場合、資源開発と貿易以外において近年のインフラ開発が最重要課題とされており、その中で中央アジア地域に発展をもたらすというより、中国の経済発展の維持が重視されている。米国の場合、ロシアや中国の拡大の制限という政治的な目標以外にアフガニスタンにおける米国の戦略を成功させる意味でも中央アジア地域は非常に重要な位置づけにある。そして、日本の場合、中央アジア地域における政策上の位置づけは今後の重要な課題であり、現時点において資源開発、経済的なフロンティアに過ぎないものになっている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、①中央アジア諸国が米国、中国と日本とどのように接してきたのか、その戦略はいかなるものだったのかを論じた上で、②これらの関係において様々な国際機構や枠組みが存在するが、これらの実態や相互関連性、③中央アジアにおける米国、中国と 日本のソフトパワーの構築過程が現在どのような段階にあるのか、④中央アジア諸国と中国と日本の関係における領土問題、天然資源を位置づけ、分析を進めた。本研究の進展により、日本および国際機関に対し中央アジア諸国に対する援助政策の立案、実施の際の指標を設定することが可能となり、有する課題に対する域内協力や相互理解に関してもこれらを促進するための提案も想定される。
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