研究課題/領域番号 |
15KK0123
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
山田 隆志 山口大学, 国際総合科学部, 准教授 (90401570)
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研究協力者 |
花木 伸行 Université Côte d'Azur, GREDEG, Professor
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研究期間 (年度) |
2016 – 2018
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
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キーワード | モデリング / 意思決定 / 異質性 / 学習 / マルチエージェント実験経済学 |
研究成果の概要 |
研究課題の目的は、多種多様な主体が存在する社会・経済システムを対象に、主体による系への意思決定・行動過程を主に計算機実験によって確立することである。そのために、Swedish Lottery、協力ゲーム、信用財ゲームを取り上げて、実験室実験と計算機実験によって分析した。 主な結果は以下の通りである: (1) Swedish Lottery では、一人だけが勝つような市場設定の方が条件を満たした全員が勝つような市場設定よりも参加者が多くなる、(2) 協力ゲームではモデルの設定によって被験者の行動が異なる、(3) 信用財ゲームでは文脈の効果が被験者の行動に影響を与える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
エージェントの意思決定・行動モデルが確立されると、説得力が高く、利用者が容易に理解することができ、検証と評価が可能な社会システム研究の方法論の構築が期待される。また、事例分析や数理モデルなどで表現しにくい社会現象を操作可能なモデルとして実現し、領域専門家が自由に利用できる環境が提供される。
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