研究課題/領域番号 |
15KK0132
|
研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会福祉学
|
研究機関 | 津田塾大学 |
研究代表者 |
柴田 邦臣 津田塾大学, 学芸学部, 准教授 (00383521)
|
研究期間 (年度) |
2016 – 2019
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
|
キーワード | 障害者・児 / リテラシー / 国際比較 / インクルージョン / 共生 / 学習 / テクノロジー / タブレット / 国際 / 社会参加 / 教育 |
研究成果の概要 |
本研究は障害者・児が、社会の中で生き学ぶことから、必要な知識・技法を「生のリテラシー」として概念化し把握するすべに注目し、その重要性を評価するとともに、それが社会的に「共生のリテラシー」となって共有化される可能性を、理論面、フィールドワーク面、そしてテクノロジー面から実証するものである。先進的な海外事例の探索やフィールドワークを組みあわせて、障害者福祉領域において「必要な知識」が「必要な人」に共有され継承されるすべを考察した。さらに、目に見える形で蓄積したり活用する技法を、障害者・児がそのデータを蓄積できるアプリやテーターベースのかたちで試作し、新しい社会的インクルージョンを提案した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的な意義は、1)これまで十分注目されてこなかった障害者・児の「生のリテラシー」に注目し、その共有化の意義と過程を理論的に明らかにしたこと、2)そのために、国内だけでなく、先進的事例を豊富に持つ海外にてフィールドワークをおこない、社会構造から基盤を明らかにしたこと、3)共有化の具体的実証としてテクノロジーに注目し、その試作と検証をとおして具体化したことにある。その成果は国内の学術学会、さらには国際学会での報告や国際的なジャーナルに投稿されるなどして公表された。さらに学術論文・発表をとおして国内外に積極的に報告するとともに、社会貢献活動としてメディアにも注目されるなど社会貢献に務めた。
|