研究課題
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
マンガン粉末の存在下ジブロミド反応剤とリチウム内包フラーレンの選択的環化反応の検討を行った。Pd(II)触媒の存在下チアゾールが連続的C-H結合活性化を経る三両化環化付加反応により、新規星型π拡張縮環化合物ベンゾトリスチアゾール誘導体を高効率的かつ高選択的に与えた。Pd(II)触媒の存在下、アルキンの末端にビフェニル基を有するオルトアルキニルアニリンの連続的環化反応により、ジベンゾカルバゾールが効率的に得られた。アルケンのタンデム型一電子酸化反応を用いた縮環π拡張反応の開発により、新奇なπ共役ジスピロ環やπ拡張縮合多環芳香族炭化水素(PAH)の効率的合成に成功した。
本研究は、新規フラーレンの官能基化およびフラーレン部分骨格の構築に関する基礎研究と物質応用研究との連係による相乗効果を発揮させ、研究活動の実績を積み上げるとともに、国際的な緊密な研究交流を通じて信頼関係を築くことと、日本の高い学術的国際性を世界に示すところに意義がある。また、共同研究交流を通して、高いレベルの論文の研究成果を産出し、日本と中国の将来を担う若手研究者の交流を促進し、相手国の人材養成や基礎研究の振興に貢献するところに社会的意義がある。
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (5件) (うち国際共著 3件、 査読あり 5件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (10件) (うち国際学会 3件、 招待講演 1件) 備考 (1件)
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