研究課題/領域番号 |
15KK0181
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
デバイス関連化学
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研究機関 | 大分大学 (2017-2019) 東北大学 (2015-2016) |
研究代表者 |
大野 武雄 大分大学, 理工学部, 准教授 (90447144)
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研究期間 (年度) |
2016 – 2019
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
14,430千円 (直接経費: 11,100千円、間接経費: 3,330千円)
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キーワード | 知能機械 / 知能情報処理システム / イオン伝導体 / 人工知能 |
研究成果の概要 |
従来までシリコントランジスタを用いて開発されてきた知能情報処理デバイス・システムのさらなる高性能化を行うためにイオン伝導体を用いた人工知能の研究が注目されている.本研究では,硫化銀およびタンタル酸化膜などのイオン伝導体が適用された人工シナプスデバイスを複数個用いたシステムを構築し,その動作検証を行った.その結果,イオン伝導体の膜密度,組成などの違いがシナプス回路の応答特性に影響を与えることを確認した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年,人工知能や深層学習の技術は身近になりつつあり,例えば検索エンジンや顔認証などの分野で実用化されている.この分野で重要であるのは基本的にはコンピュータであるが,従来までは伝統的なシリコントランジスタが用いられてきた.最近,より高機能で高速な情報処理を行うために,生物シナプスやニューロンの動作を取り入れる取り組みが試みられている.本研究課題は,この分野では新しい材料となるイオン伝導体を用いて知能情報処理デバイス・システムを構築し,人工知能や深層学習の分野で新しい基礎技術を確立するという意義があり,加えて,将来の新たな社会や産業の創成にも貢献できると考えられる.
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