研究課題/領域番号 |
15KK0192
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医用システム
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
野口 聡 北海道大学, 情報科学研究科, 准教授 (30314735)
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研究協力者 |
岩佐 幸和 Massachusetts Institute of Technology, Plasma Science and Fusion Center, Research Professor
Hahn Seungyong National High Magnet Field Laboratory/Florida State University, Applied Superconductivity Center, Associate Professor
Larbalestier David National High Magnet Field Laboratory/Florida State University, Applied Superconductivity Center, Professor
宮尾 亮介
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研究期間 (年度) |
2016 – 2018
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
14,560千円 (直接経費: 11,200千円、間接経費: 3,360千円)
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キーワード | 高温超伝導 / 数値解析 / 高磁場発生 / 高磁場 / 電気機器工学 / 高磁場医用応用 / 高磁場マグネット |
研究成果の概要 |
高温超伝導体で超高磁場を発生し、MRIやNMRなどに応用できれば、医療や製薬分野での大きな進展が期待できる。そこで、これまでに超伝導磁気センサ(SQUID)を高性能化するために開発してきた電磁界シミュレーション・ツールを、高磁場発生用マグネットの解析に応用した。超高磁場発生用高温超伝導マグネットでは、近年提案された無絶縁巻線技術が非常に効果的である一方、非常に複雑な現象を引き起こし、解析で挙動を明らかにすることが求められてきた。そこで、電磁気、熱、応力の連成シミュレーション・ツールを新たに開発した。世界最高DC磁場(45.5テスラ)の発生に成功する共に、解析によりその電磁的挙動を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究期間内で、世界最高DC磁場となる45.5テスラの発生に携わるとともに、その電磁的挙動解明に貢献してきた。現在、REBCOと呼ばれる第二世代高温超伝導の利用が、更なる高磁場発生やヘリウム・フリー化に期待されている。そこで、世界最高DC磁場の発生は、REBCOのポテンシャルを示すだけでなく、MRIやNMR、加速器などへの高磁場化が望まれる装置への実用化への大きな一歩となった。その中で、本研究では、主に解析から複雑な電磁的、熱的、応力現象を明らかにすることで、REBCOマグネットによる更なる高磁場発生や応用装置の実用化への加速化に貢献できた。
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