研究課題/領域番号 |
15KK0197
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
太田 信 東北大学, 流体科学研究所, 教授 (20400418)
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研究協力者 |
セン イツ マッコーリ大学, Department of Biomedical Sciences, 教授
ヒルシュ スベン ZHAW School of Life Sciences and Facility Management, Fachstelle Biomedical Simulation, 教授
フレデリッヒ バンサン ECL, Maître de conférences en matériaux, 准教授
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研究期間 (年度) |
2016 – 2018
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
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キーワード | ステント / 内皮細胞 / 遊走 / 血流 / モデル / Deep learning / CFD / 最適化ステント / 自動判別プログラム / 流れ付加 / 最適化デザイン / 血流シミュレーション |
研究成果の概要 |
3カ所で行われた海外共同研究は,ステントのスマートディプロイメントプログラムの開発,動脈瘤の効率的な発見方法の開発,壁せん断応力による細胞の応答に関する知見,及び新たな生体モデル材料の開発に繋がった.これらを総合して,流れが付加された状況において,ステントストラットにより流れが変化することに対応して内皮細胞の分布が変化することを突き止めることに成功し,細胞に最適なストラットの状態あることを示した.このことは,2019年の国際会議と論文で発表された.他の研究成果と統合することで,動脈瘤の診断から最適なステントデザイン提示までのパイプラインの構築が可能になった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の学術的意義は,流れに起因する細胞応答を対する最適なステントデザインの構築するための要素技術を開発し,パイプラインを構築した事にある.これにより,個別患者に対応するステントデザインを提示することが可能になり,医療機器の質の向上に貢献した.また,これらのプログラムの一部を応用して,動脈瘤提示のプログラムが開発された.さらに本研究で開発したチャンバーは,流れ付加中の材料表面の内皮化を評価する方法として認められ,新たな共同研究に繋がった.
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