研究課題
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
ピルビン酸キナーゼ(PK)は解糖系の最後のステップを触媒する酵素であり、糖代謝の律速酵素の一つでもある。哺乳類では4つのアイソフォームが知られているが、PKM2をノックアウトするとがん細胞の増殖は顕著に抑制される。従って、PKM2の酵素活性を決定する部位を原子レベルで解き明かし、その作用原理を明らかにすることは、様々な種類のがんに用いることが可能な抗がん剤の開発に繋がる。本研究では、ヒトPKM2及び家族性がん患者由来のPKM2 mutant (H391Y)の構造をクライオ電子顕微鏡による単粒子解析を用いてそれぞれ2.9Å、3.1Åという原子レベルの解像度で解き明かした。
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http://www.ric.u-tokyo.ac.jp/res/res20170328.htm