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軟骨保護・再生因子Runx1をターゲットとした変形性関節症の治療標的分子の探索(国際共同研究強化)

研究課題

研究課題/領域番号 15KK0296
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)

配分区分基金
研究分野 整形外科学
研究機関東京大学

研究代表者

矢野 文子  東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (80529040)

研究協力者 Warman Matthew L.  Investigator, Howard Hughes Medical Institute Director, Orthopaedic Research Laboratories, Boston Children's Hospital Harriet M. Peabody Professor of Orthopaedic Surgery and Genetics, Harvard Medical School, Orthopaedic Research Laboratories, Professor
研究期間 (年度) 2016 – 2018
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
13,780千円 (直接経費: 10,600千円、間接経費: 3,180千円)
キーワードルブリシン / Runx1 / Prg4 / 変形性膝関節症 / 軟骨再生
研究成果の概要

関節軟骨最表層のマーカとしてPrg4(ルブリシン)に着目し、Prg4タモキシフェン(TM)作動性ノックインマウスPrg4EGFPCreErt2とDTA(ジフテリアトキシン)floxマウスを掛け合わせ、Prg4発現細胞を殺すマウス系統を作出した。胎生期から生後7日齢までに計6回のTMを投与し、Prg4を完全にDTA処理するマウス群を作成した。これらのマウスを2か月齢と6か月齢で観察した結果、胎生期におけるPrg4発現細胞は関節軟骨組織形成において重要であり、その影響は成体期における関節軟骨のターンオーバーにも影響し、Prg4が関節表層におけるStemnessの役割を担っていることが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

変形性関節症は軟骨の変性を主体とした退行性疾患であり、痛みや関節機能の低下を来して生活の質を著しく低下させる。Prg4は関節軟骨最表層や滑膜で高発現し、関節に潤滑性を与えるが、近年Prg4発現細胞には軟骨細胞のプロジェニターが含まれることが分かってきた。国際共同研究強化の支援を受けて共同研究先のハーバード大学医学部・ボストン子供病院、整形外科のProf. Warman研究室に所属し、胎生期から成体期における関節軟骨に発現するPrg4の研究を行った。組織学的解析だけでなく関節軟骨表層を3D共焦点顕微鏡で可視化して定量的に解析することで、関節軟骨におけるPrg4発現細胞の役割を明らかにした。

報告書

(1件)
  • 2018 研究成果報告書 ( PDF )

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公開日: 2016-10-04   更新日: 2025-03-27  

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