研究課題
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
病原体を排除する抗体を産生する形質細胞が長期間骨髄で生存し、血清中に抗体を産生する現象は、免疫記憶の柱の一つである。我々は、形質細胞の長期生存機構を解明するため、長期生存形質細胞が存在する骨髄と、短期生存形質細胞で構成される脾臓の形質細胞の遺伝子発現を1細胞RNA-sequencing法で比較し、メタロチオネイン (MT) 1とMT2を抽出した。骨髄のMT高発現細胞は、低発現細胞に比べて抗ストレス性の遺伝子発現様式であった。さらに、MTの発現は、形質細胞の長寿命に重要なIL-6の刺激で上昇したことから、骨髄のMT高発現形質細胞は、生体内で生存シグナルを受けた細胞であることが予測された。
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (6件) (うち国際学会 4件)
Int Immu
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Cell Reports
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