研究課題/領域番号 |
15KK0343
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
神経解剖学・神経病理学
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研究機関 | 国立遺伝学研究所 (2017-2018) 岡山大学 (2015-2016) |
研究代表者 |
高浪 景子 国立遺伝学研究所, 遺伝形質研究系, 助教 (70578830)
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研究協力者 |
Carstens Earl E. University of California, Neurobiology, Physiology and Behavior, Professor
Carstens Mirela University of California
Follansbee Taylor University of California
森下 誠 岡山大学, 自然科学研究科・理学部附属臨海実験所
坂本 浩隆 岡山大学, 自然科学研究科・理学部附属臨海実験所
歌 大介 富山大学, 大学院医学薬学研究部
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研究期間 (年度) |
2016 – 2018
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
14,560千円 (直接経費: 11,200千円、間接経費: 3,360千円)
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キーワード | 痒み / 神経回路 / 脊髄 / 脳幹 / ガストリン放出ペプチド受容体 / 遺伝子改変ラット / 慢性掻痒モデル / 掻破行動 / ガストリン放出ペプチド / 標的細胞ノックアウト法 / 行動薬理学解析 / 神経活性化 / 三次元電子顕微鏡 / 細胞・組織 / 神経科学 / 解剖学 / 生理学 / 行動学 |
研究成果の概要 |
耐え難い痒みの伝達メカニズムを明らかにするために、脊髄と脳を結ぶ痒みを伝達する神経ネットワークの解明を目的とした。本研究では痒み過敏モデル動物を用い、知覚神経系の中継地として重要な脊髄および脳幹に着目して機能解析を実施した。その結果、痒み感受性の変化が脊髄知覚神経ガストリン放出ペプチド神経系の痒み伝達様式に変化を与えること、求心性のみでなく遠心性に痒みが調節されることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
慢性化した痒みは日常生活に支障を与えるのみでなく精神面にも大きな影響を与えるが、これまでの痒み研究は皮膚を中心に解明が進んでおり、皮膚から知覚神経系を介した脳へ痒みを伝達する神経ネットワークには不明な点が多い。痒み高感受性モデル動物における知覚神経系の痒み伝達様式の変化と脊髄と脳の痒み伝達クロストーク解析から、今後の痒み伝達機構の解明および治療につながることが期待される。
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